精神科医・藤野智哉先生の著書『「誰かのため」に生きすぎない』を読み終えました。
- 生きるのが、しんどいよ
- 毎日がんばっているのに、なんだか報われないな
- 自分を大切にする方法がわからないよ
こんなことを感じていたら、読んでみるといいかもしれません。
本の紹介
- タイトル:「誰かのため」に生きすぎない
- 著者:藤野智哉
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日 :2023/5/26
「しんどい」「もうイヤ」と思ったときに、手にとって読んでみてほしい
1章 まずは「お休みする」だけでいい
2章 もっと自分のことを気にしてあげよう
3章 あなたの体の声が教えてくれること
4章 無理せずがんばりすぎない人間関係のヒント
5章 うかつに幸せになってもいいんじゃないかな=Amazonより=
ハッとしたり、心に響いた言葉がたくさん詰まっていたよ
いいなと思った言葉やハッとした言葉がたくさんあって、私は読みながら付箋をいっぱい貼ってしまいました。
中でも、ここは広く伝わってほしいな~と思いました。
「誰かに誇れるような人生を」という話をする人が多くいます。
でも人って、ほっといたら勝手に寿命まで生きているので、別にただ生きることに、そんなに何か特別な意味を持たせなくてもいいと思うんです。受動的に生きたっていい。
大きなものを手に入れたり、成功しなくていい。誰にも誇らない人生を生きたっていいんです。
ただ、うっかり「幸せだなぁ」って感じる瞬間だけを大切にしちゃっても全然いいんです。=「誰かのため」に生きすぎない P151より=
私は、自分の人生に意味を持たせたいとか、少しばかり誇れるような人生にしたいとか、そんな欲が心の中にありました。
だから、見栄を張るし、格好つけたりするし、あがいちゃうし、苦しくなっていたんだな~と気づきました。
特別な自分にならなくてもOKなんじゃないかって思え、心が少し軽くなりましたよ。
もっと単純に、毎日の暮らしにある「小さな幸せ」に目を向けて生きていこう!そんな気分でいます。
幸せは人それぞれ。自分の幸せは何かを考えてみたよ
私が幸せだな~と感じることは、こんなことです。
- 大好きなコーヒーを「美味しいね」と感じながら、ゆっくり味わうこと
- 好きなものを料理して食べること
- 追い立てられずに、一日を穏やかに過ごすこと
- 本を読んだり、編み物や裁縫を楽しめること
- たまーに、談笑すること
- 推しの声を聞くこと
日常にある「ささやかな幸せ」です。
金銭に余裕があれば、たまには美味しいものを食べに行きたいし、旅行にも行きたい。
でも、今の私の暮らしでは、厳しい…。
だったら、「ささやかな幸せ」味わう生活を大切にしていけたら、10年後も「いい人生だね」と思えるのかもしれません。
わたしは自分に勝手に期待して追い込んでいた?!
そうそう、第5章には「うかつに幸せになってもいいんじゃないかな」という言葉が添えられています。
そして、こんな文章が綴られていました。
第5章では、無理せずがんばりすぎず自分なりの幸せを大切にしていくため、毎日の生活で小さな幸せを拾って生きるための「メンタル」のコツをお話していきたいと思っています。
「幸せ」って大げさなものではなく、さりげないささやかなものでもよくって。だから、もっとみなさん、うかつに幸せになってもいいんじゃないかな、って思っています。=「誰かのため」に生きすぎない P199より=
このあとに続く文章のおかげで、私は「がんばれるはずなのに、がんばれなかった…」という無念さが自分を追い込んでいたんだと気づくことができました。
そして、一度きりの人生だから、あれもしたいこれもしたいと欲張りすぎていたんだな~、とも…。
「自分はもっとできるはず」と自分に期待しながら向上心を持って生きるのもいいけれど、「まぁいいっか」と割り切ってゆるく生きるのもいいのかもしれません。
一日一日「小さな幸せ」「ささやかな喜び」を感じて暮らしていけたら、ステキ。
いいじゃん、泥臭く生きたって!
自分を大切にして、心に余裕を持って生きるよ~。
人は人、自分は自分だものね。
生きるのがつらくなってしまった人へ
もし、あなたが生きることに苦しさを感じていたら、この『「誰かのため」に生きすぎない』はオススメです。
「あれもできない、これもできない。でも、そんな自分でいい」そう思えるようになりますよ、きっと(*˘︶˘*).。.:*♡
そして、気持ちがゆるゆるとしていくかもしれません (*´∀`*)
✿ご紹介した本✿
「誰かのため」に生きすぎない
藤野智哉(著)
*藤野智哉先生の著書を紹介した記事*
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